OBNET-DAYORI

OBネット便り

産業人OBネット便り(第10号)

理事長年度挨拶

新年の挨拶

認定NPO法人産業人OBネット 理事長 服部 晃

会員の皆様、令和3年 明けましておめでとうございます。

OBネットは 今年 設立後15年目を迎えます。

会員・アドバイザーが個々の能力を生かす場を提供し、中小企業・若者への支援活動や公的プロジェクト活動を通じて地域社会の発展に貢献するという設立の理念のもと参加している企業OB、OBネットの活動にご理解を頂いた企業様、そして活動を下支えしてくださった公的支援機関様と賛助会員企業様には 改めて厚く御礼申し上げます。

さて昨年は ほぼ1年間新型コロナウィルスの猛威により世界中で多数の死亡者がでて、経済活動の大幅な後退が起こりました。

わが国では昨年3月頃から感染が拡大し、4月に緊急事態宣言が発出され、5月には解除されたものの7~8月に第2波、11~12月に第3波と医療提供体制にも大きな影響がでるなど依然として収束の兆しは見えていません。

1年延期された2020東京オリンピック・パラリンピックはどういうことになるのでしょうか? 唯一イギリス等で昨年末からワクチン接種が開始され、2021年に一筋の光明が差し込んできたようで、わが国での早期のワクチン一般接種が待ち望まれるところです。

そのような中で日本では首相交代が、米国においては政権交代が行われ、特に米国においては「アメリカ第一」から「グローバル経済・世界協調のアメリカ」に舵を戻し、合わせて環境問題、脱炭素化への本格取組が行われると思われます。

また コロナ感染予防の波及効果として 企業等における業務を見直すいい機会にもなり、今後は IoT,AIの一層の活用推進、SDG’sへの取組も加速していくと思われます。

2021年は 世界経済は年度後半にはコロナ打撃から立ち直り、V字回復を予想する向きもありますし、わが国でも7月開催の東京オリンピック・パラリンピックや2025年の大阪万博を牽引力とする明るい材料もあります。

良い年になることを心より祈念すると共に企業様の更なる発展を少しでも支援できるように頑張っていく所存です。

OBネットは 昨年末時点での会員数は個人会員アドバイザーが124名(昨年比微減)、団体会員が60社・団体(昨年比微増)で、支援活動は コロナの影響を受け「企業の抱える課題解決の支援業務」案件は例年の半分以下で、またプロジェクト業務は「国際フロンティア産業メッセ2020」、「神戸市の中小企業訪問調査業務」の2件など大幅に案件が減少しました。

出前教育活動では 補助金申請支援、企業や大学・高校での講義・研究指導、ポリテクセンター兵庫の「生産性向上研修講座」など昨年より微減で推移しています。

一方 企業様との支援活動を積極的に行えない状況の中で、神戸市からは「中小製造業支援施策手続きに対する支援業務」として、中小製造業が容易にかつ迅速に持続化給付金等の支援施策窓口にたどり着けることを目的としたセルフチェックシートを作成・更新する支援業務を受託し、市のホームページにも掲載されました。

また OBネットの支援活動・運営活動の方法もこの機会に見直しを行い、これまで企業様との個別支援業務は 企業様とアドバイザーとの直接契約でしたが、支援活動をアドバイザーだけでなくOBネット全体でも推進し、フォローしていくために企業様とOBネットが契約することに変更しました。

更に団体会員企業様に対するサービスの見直し、コミュニケーションを良くするために企業様を訪問(またはリモート会議)し、相互の情報交換及びOBネットに対する要望、アドバイスを伺いました。今後の運営に役立てると共に団体会員企業様とのコンタクトをより強くしていく予定です。

私共OBネットは 設立15周年を記念して9~10月に特別講演会などの記念事業を計画しています。

これからも前を向いて、変化に対応し、チャレンジし、安定した運営の基に、多種多様な人材が 企業様の期待に少しでも応えられるように、健康で 思う存分活動できるように取り組んでまいりますので、本年も引き続き皆様のご指導・ご協力を宜しくお願い申し上げます。

皆様のこの1年のご多幸とご繁栄をお祈りして、新年のご挨拶といたします。以上

産業人OBネット今年の活動計画

認定NPO法人 産業人OBネットは平成18年9月26日呱々の声をあげ、今年で設立15年目を迎えます。

当初20名弱でスタートした当法人も今では、おかげさまで団体会員数60社・団体、個人会員数124名を数えるまでに成⾧いたしました。

これもひとえに皆様方の力強いご支援の賜物と厚く感謝申し上げます。今後とも相変わりませずご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

本年9月には、OBネット15周年記念事業として以下のような記念事業を計画いたしております。

  1. 15周年記念講演会の開催を予定
  2. 15年の歩みを綴った15周年記念誌発刊予定
  3. 支援事例集改訂、等々
  • また、今年の活動計画として
    5月中旬 第15回通常総会開催予定
  • 9月2日(木)~3日(金)開催の「国際フロンティア産業メッセ2021」での支援活動予定
  • 11月 フォーラム開催予定(日時、テーマ、等詳細未定)

等を計画いたしております。

前回に作った記念誌など

産業人OBネットでは、皆様方に質の高いご支援を提供するべく、団体会員各社を訪問させていただき、OBネットに対するご要望等をお聞きいたしました。

それらを踏まえ、我々自身が当NPO法人の理念を正しく理解し、そして日々の活動スキルに一層の磨きをかけるべく、適宜能力向上の為の勉強会を計画開催しております。

今後とも皆様方のご期待に沿うべく精進してまいりますので宜しくお願い申し上げます。

研修会の集合写真

産業人OBネットの会員数

認定NPO法人産業人OBネットの会員数は以下の通り(2021年1月1日現在)

  • 個人会員(正会員、賛助会員、アドバイザー)124名
  • 団体会員(特定会員、賛助会員)60社・団体

産業メッセ次回開催のお知らせ

例年神戸国際展示場にて開催されます産業メッセは、今年度は「国際フロンティア産業メッセ2021」として、下記の通り来る9月2日(木),3日(金)に開催予定となっておりますのでご案内申し上げます。

昨年度の「産業メッセ2020」ではコロナ禍にも拘らず出展社数289社・団体が出展されました。

本メッセは、取引先の開拓、企業の知名度アップ、イメージ向上に大いに効果があると思われます。

是非出展をご検討ください。

私ども産業人OBネットでは、毎年NIRO(公益財団法人 新産業創造研究機構)の委託事業として、ビジネスマッチング支援活動を実施いたしております。

昨年度は数多くの出展企業様を誘致し、173件のマッチングを達成、多くの出展者・来場者から好評を得ました。

国際フロンティアメッセ2021チラシ

産業人OBネット団体会員紹介

Maru Su Bags

「Maru Su Bags」(2020年10月入会)

  • 住所:669-3311兵庫県丹波市柏原町母坪404-1グレースコート102号
  • 代表者:細川晋
  • TEL:0795-86-8212
  • 事業内容:医療・救急・消防・防災関連バッグのフルオーダーメイド企画製作販売

「ご挨拶」

初めまして。私は兵庫県丹波市柏原町にて医療・救急・消防・防災関連バッグのフルオーダーメイド企画製作販売をしております「Maru Su Bags」の細川晋と申します。

この度縁あって産業人OBネット様の団体会員にお誘い頂きましたので、簡単な自己紹介をさせていただきます。

生年月日は1960年6月30日で現在60歳になりました。

これまで公務員10年間、バッグメーカーでのサラリーマン25年間を経て、2013年より独立開業し個人事業者として現職についております。

現在の事業を始めたのは、サラリーマンを辞めてしばらく経った頃に但馬救命救急センターのドクターヘリフライトナースの方とお会いして、従来からお使いのバッグについてご相談をお聞きしたのがきっかけです。

その方は「機材が増えバッグに入りきらないため現場に持っていけない」「購入するにも選択肢が少なく欲しいものが入手できない」「修理ができない」といった問題点をお話され、最終的にオリジナルバッグ製作のご希望を持っておられました。

私は前述の通り25年間のバッグメーカー勤務を通して、バッグ作りのノウハウや材料関係の知識がありましたので、それでお役に立てるならとお受けしたのがこの事業を始めるスタートとなりました。

その後、口コミなどで少しずつ当社のことを知っていただくようになり、医療・消防関係の方々ともお話させていただく機会が増えてきました。

その中で分かってきたのは、各医療・消防機関などに装備されている資機材は、地域性・規模・自治体や組織トップの考え方・財政事情などにより、数量・種類が個々に異なるにも関わらず、それらを収納運搬するためのバッグ類は、医療事情の異なる海外製の量産品が大半で、選択肢が非常に少なく修理の対応ができないという、まさに冒頭に述べたお悩みを抱えた方が大変多いということでした。

私はこれを解決するにはやはりフルオーダーしかないと確信し、現在も多くの方々から頂いたオーダーに対して日々取り組んでおります。

Maru Su Bagsの強みは、「使いやすさ」「多様性・高品質・耐久性」「修理・改良に対応」「量産も可能」です。

特に現場での「使いやすさ」は救命率に直結する最重要なポイントとして認識しており、全作業の中で常に意識しています。

今後も当社は「個々で違う現場の要望にすべてお応えしたい」を基本理念として、現事業を天職と考え取り組んで参りますので、どうかお見知りおきのほどよろしくお願いいたします。

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2021.1.15産業人OBネット便り(第10号)

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