NEWS

お知らせ

当産業人OBネット会員・アドバイザー 西野卓嗣様が令和4年春の叙勲「旭日双光章」を受章されました。

令和4年春の叙勲(旭日双光章)に浴して

西野 卓嗣

私は知的財産に関連する仕事を始めて今年で45 年(弁理士40 年)になり,そのうち35 年間は民間企業(前半は三洋電機㈱、後半はシスメックス㈱)に所属していました。このように企業所属が長い私にとりましては,叙勲は過去にあまり例を見ないことから、縁がないと勝手に決めておりました。

従いまして,この度の受章は望外の喜びでありました。これも特許庁,日本弁理士会さらには産業人OBネットをはじめとする皆様方のおかげであると深謝する次第です。

この度の受章の動機は、日本弁理士会の副会長、執行理事などの会務および裁判所の専門委員や調停委員、特許庁の弁理士試験委員などの公務などが認められたものだと推測しております。

顧みますと,企業において前半は主に発明の発掘,出願,中間処理等に忙殺され,後半は争いごとばかりで欧米や中国,東南アジアを走り回り,毎月海外出張をしていたことを覚えております。

この経験の中で,弁理士資格は,国内外の特許庁の職員の方々,係争やライセンス交渉の相手方に対し,また裁判所,税関,公正取引委員会に出向いた際に極めて有効な資格であることを実感しました。

従いまして,私は企業の中でも弁理士資格は存分に活用できたと思っており,やはり企業勤務弁理士であっても会務活動や公務は極めて重要であると認識しました。

今年、特許事務所の弁理士になって丁度10年になりますが、その間は主に中小企業の特許出願、意匠登録出願、商標登録出願などの代理から知的財産戦略の策定、係争(被告も原告も)の解決等、いろいろなお手伝いをさせて頂きました。

この受章をきっかけにさらに精進を重ね、中小企業の皆様のお役に立てればとの意を新たにしておりますので、今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

一覧へ戻る