特定非営利活動法人 産業人OBネット

1.総括
平成23年度は、個人・賛助会員数においても知名度においても飛躍の年となり、年度末では個人会員97名 (前年度末79名、当年度目標106名)、賛助会員37社・団体(前年度末12社、当年度目標20社)となった。平成23年9月に設立5周年記念行事とし て開催した特別講演会を契機に当法人の知名度が急速に上がりマスメディアでも度々取り上げられるようになった。
一方、事業活動は、神戸商工会議所から中小企業ニーズ調査業務を受託した他、公的機関の事業等で必要とする人材の推薦や企業に赴いての支援活動を通じて多数の会員に参画の場を提供することができた。
また、従来年2回開催してきた講演会に加え、情報交換会の毎月開催、経営革新会の試行開催などを通じて会 員が直接に顔を合わせ、企業経営者とも知り合う機会が増し、会員と企業とのマッチングの機会も着実に増えている。広報活動の中心となるホームページにも改 善が加えられ機能的にも充実してきた。

2. 事業の成果
年度当初に掲げた個別方針とその成果は以下のとおりである。
(1)関連機関・団体との連携の強化
ア.(公社)兵庫工業会との間で相互に入会した。当法人理事長が同会総務企画委員会に委員として参画している。
イ.兵庫県経営者協会との間で相互に入会した。同協会からは、理事会会議室の提供や当法人の紹介パンフレットの制作などで全面的協力をいただいている。また、同協会が新規に開設した「中小企業経営課題相談」の相談員として当法人が指名されている。
ウ.(一社)関西産業活性協議会(KIAC)経由のニーズ案件16件に対応した他、諸行事に参画した。
エ.(公財)ひょうご産業活性化センター選定の成長期待企業の集まりである「グローバルの会」との連携を模索し、経営革新会の開催を試行した。
オ.(公財)神戸市産業振興財団の行う「川上川下ビジネスネットワーク事業」、「省エネ診断事業」、「神戸発・優れた技術の見直し事業」などに協力するメンバーを推薦し、計6名の会員が参画した。
カ.神戸商工会議所の「ひょうご企業・OB連携推進事業」のニーズ調査に関する業務を受託し、会員23名が参加して計65件の調査を実施した。
キ.養父市商工会の開催する産業フェアに参加し、その後進むべき方向について提言を行うなど協力関係の具体化を目指している。
ク.近畿経済産業局等の事業である平成23年度新規事業「中小企業支援ネットワーク強化事業」にネットワークの一員として登録した。
(2) 地方自治体の政策立案等への協力
西宮市に、「中小製造業 振興・活性化事業」について提案した。
(3) 金融機関との連携
地銀に加え、信金、信組との連携推進を計画していたが、具体的進展はなかった。

3.個別企業、会員との連携の推進
(1)事業主との接触機会の増加
前述のグローバルの会との連携を図り、同会の主催する交流会に当法人会員が積極的に参加する試みを10月 から毎月実施して中小企業事業主と直接接触する機会を設けてきたところ、賛助会員が37社にまで急増した。更に2月からは賛助会員各社と個人会員が参加す る経営革新会を当法人が主催し、時宜に適ったテーマでのシンポジュウムと懇親会を開催して、連携の強化を図った。既に、この過程で具体的に企業の抱える経 営課題解決支援に入った実績が6件生まれ、当法人個人会員の支援能力についても高い評価が得られた。

(2)情報交換会の開催
情報交換会を毎月開催して会員参加のもとで希望企業による販路開拓プレゼンテーションを中心に当法人の活 動状況を紹介するとともに、会員からの質問や提案を直接受けた。参加者も増加傾向にあり、最近3回の平均では30人を超えた。終了後には有志による懇親会 を開催して相互に更に深く知り合う機会となった。

4.個人会員、賛助会員の増加と活動への参画
(1)講演会の開催(設立5周年記念特別講演会他)
設立5周年記念行事として、前兵庫県知事の貝原俊民氏を講師としてお招きし、「長寿国にっぽんをめざして」と題した講演会を開催した。約200名の聴衆を前に、人は定年後も78歳までは働くべしという持論を展開され、当法人の目指す方向と一致していると激励を受けた。
また、2月には定例の講演会を開催し、ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏による「ラジオというメディア」のテーマでお話を伺った。後日、同氏の番組に当法人理事長が出演して活動を始めた動機などを語り参加を呼びかけた。

(2)ホームページの改善
ア.SEO対策の強化
Googleなどで「産業人OBネット」を検索すれば、当法人関連の記事が多数ヒットするようになり、当 法人に対する信頼性を高める効果が期待できる。役員を始め会員諸氏が口コミで「産業人OBネット」という単語を広めたことと、ホームページ管理を委託して いる専門会社のアドバイスによって表現を工夫したことなどが功を奏したと考えられる。
イ.掲載内容の見直し
講演会などのイベント内容に加え、新たにアドバイザー情報の掲載、寄せられた相談の実績、毎年度決算内容の一般公開など情報公開の充実に努めた他、What’s Newからのアクセス性を改善した。
5.事業の実施に関する事項

定款の事業名

事業内容 実施日時 実施予定場所 従事者の人数

受益対象者の範囲

及び予定人数

支出見込み額

(千円)

産業人に関する人材データバンクとネットワークの整備事業 産業人への働きかけと希望者の登録 随時 事務所 10人

企業OB等の方

18人/年

458
産業人OB等に対する講演会等の開催 9月14日

兵庫県民会館

20人

企業OB

199人

2月123日

海友館新館

17人

企業OB

48人

小企業・公益法人に対する経営・運営課題解決支援事業

人材マッチング・販路開拓、ニーズ調査事業

随時 企業・法人の事務所 34人

支援を希望する企業・法人

77社/年

98
出前講座事業 同上 同上 5人/年

3社/年

各種関連団体との連携及びネットワークの構築事業 各種関連団体との情報交換

随時

当法人及び各団体事務所

2〜5人/回・団体

9団体/年

183